お茶会イベント

​年末、クリスマスイブの24日、久々に小学部のお茶会イベントをやりました。

信楽から「為ちゃん」こと茶人「為公人」さんをお招きして、久々のイベントでした。

前回、為さんにきていただいたのは旧教室のお餅つきでしたから、もう3年になります。
その間、為さんは東日本大震災のボランティアとして岩手県まで行かれるなど、相変わらず、
多忙なご活動をされていたそうです。

久々にお会いして、以前にも増してパワー満杯の「為ちゃん」に子供たちも大興奮。
普段は机の並ぶ教室がこの日ばかりは「畳敷き」のお茶室に大変化(だいへんげ)!

お茶を点てるのに、茶釜でお湯を沸かす訳ですが、それも炭をいこして沸かすのです。
赤くいこった炭のにおいが教室に広がって、なんだか、体がほっこりと緩んでくるのがわかりました。

お菓子もサツマイモを蒸かして、茶巾絞りにして、甘い甘いおいもさんを作りました。

それぞれがお菓子作り、竹の花びんつくり、生ける花を探してくるなどに分かれて、
前半はワイワイがやがやにぎやかな「お茶会」準備。

そして、後半は男子の組、女子の組に分かれて、神妙に「茶室」に招かれて、お茶をいただきました。
どんな風にお茶を点てるのか、興味津々の子、自分もやりたくて、教えてもらう子、
お菓子が気に入って、いくつも食べる子。みんな、上手に正座して、お辞儀をして、大人しくしてました。

今回はたくさん写真を撮ったので、下にスライドにして置いてみます。

どうぞ、お茶会の雰囲気を味わってください。

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4本脚の机

こんにちは。

教室の机は学校で使用している机と同じものです。
以前は折りたたみ脚の長机に折りたたみの椅子、というスタイルでしたが、
「教室」という雰囲気が欲しくて、あちこち探して、中古の学校机と椅子を手に入れました。

ところで、もちろん机の脚は4本です。
そして、教室の床があまり平らでないのが原因なのか、、その机がガタガタするのです。

オフィス用のデスクなら脚の長さを調節できるアジャスタが付いていて大丈夫なのでしょうが、
生徒机はシンプルな作りでそんなものはありません。

そこで対策として、要らない紙を小さく折り畳んで浮いた脚の下に挟むのですが、
生徒たちにやらせると、なかなかうまくできないのです。

困ったことですが、困ってばかりいても仕方がないので、ここは学習のきっかけと考えて、紙の挟み方を教えることにしました。

原理的な理解も必要です。

たとえば、脚が1本だとします。
当然、脚は床に付きますが、残念ながら手か何かで支えていなければ、机は倒れてしまうでしょう。
もちろん、脚が一本の机はありません。(あったら見てみたい・・・)
同じように、脚が2本でも2本とも脚は床に付きますが、安定しません。倒れてしまいます。

これを原理的に解説してみます。

一つの点、あるいは二つの点を含む平面は無数に存在します。だから、脚は床に付く。けれども、安定はしません。

3点だとどうでしょう。


3点を含む平面は1つあります。そして1つしかありません。
だから、3本の脚は床に付くし、安定するのです。

 

 

 

たとえば、カメラの脚は「三脚」と呼ばれていて、脚は3本です。
平らでない場所でもガタガタせずに安定してカメラを支えます。

さて、問題の4本脚ですが、3本目までは上に書いたように床に付きます。
残りの1本の脚が、3本目までの脚でできた平面上にあればいいのですが、
(床が平らでない場合は)そんなことは滅多にないことです。

それで、ガタガタするのです。

では、どう紙を挟めばいいのか?

答えは、「3本の脚を床につけた状態で『浮いた脚』の下に適当な厚さに折り畳んだ紙を挟む。」です。

原理が分かれば簡単なことなのですが、みんなむやみに紙を挟むだけで、なかなかがたつきが直らないのです。

ばっちり安定!

 

直前講習

中学部では、定期テストの前の土、日に「直前講習」をやっています。
今学期は1、2年生と3年生のテスト期間がずれたので、先週は3年生の直前講習、今週は1、2年生の直前講習となりました。

昼間の講習はほとんどの生徒が自転車で塾に来るのですが、今日は1、2年の直前講習と3年の土曜講習が重なって、全学年が来ます。それで、普段借りている自転車置き場では足りなくなってしまいます。
昨日、うっかりビルのオーナーさんに裏の普段は借りていない自転車置き場をお借りするための連絡を忘れていて、今日、あわてて電話しましたが、土曜、ということで事務所の方は留守電になっていました。
それで直接、裏のオーナーさんのお宅に行って、奥様に事情を話して、スペースを空けていただきました。

急なことで、オーナーさんのご自宅のすぐ前を空けていただくことになってしまって、恐縮でした。
おかげさまで無事講習を終えることができました。

3年は明日が大切な模擬試験なので、体調が気になるところですが、1人がおなかの風邪、ということで欠席でした。

ノロウィルスが流行っているそうです。
マスクをしてきている子供も何人かいます。

無事に、全員元気で入試を迎えてほしいと願っています。

クリスマスツリー

今年も押し詰まってきました。もう12月ですね。
予定通り、今日はクリスマスツリーを立てました。

去年は「ピサの斜塔」のようにだんだんと傾いていって、途中で復旧工事をしなくてはいけなくなりましたが、
今年はしっかりと基礎部分を組み立てたので、堅牢なツリーになりました。(たぶん、最後までもつでしょう。)

ぴかぴかライトもずいぶん長いやつがあるので、ツリーをぐるぐる巻きにします。
みんなが帰ったあと、教室の蛍光灯を全部消して、ツリーのライトだけにするととても幻想的で素敵です。

宿題忘れや再テストで最後まで残された生徒だけが、私と一緒に、その幻想的なツリーを見ることができます。
(ときどき、臨時の差し入れなんかもあります!)

 

 

 ←子ツリーもあります!

 

          

今日の教室

今日は木曜、普段なら夕方から小学部があって、夜は中1、2生の授業がある日です。
でも、今日は小学部は5週目でお休み、中学部は中3生の期末テストが重なったので、全学年の授業という事になりました。
ぎりぎり生徒の数、机が用意できました。

さすが、3年生は実質的に最後の定期テストですから、意気込みはすごいものがあります。
最後の最後まで食い下がって、少しでも多くの問題に取り組もうとしています。
頼もしいなぁ。
でも、もう少し早く、この姿勢で取り組んでほしかったなぁ、とこの時期の3年生を見ると、毎年思うのです。

それに比べると1、2年生はすべてに甘さが目立ちます。
3年生と一緒に机を並べて授業する機会の少ない1年生も、今日は良い刺激を受けたのではないかと思います。

さぁ、3年生は明日が期末テストの最終日。
ここからは入試に向けて、もう一踏ん張りです。
がんばりましょう!!

1、2年は来週の月曜から期末テストが始まります。
土、日は直前講習です。
がんばりましょう!!

教室の模様替え

こんにちは。

冬期講習に備えて、教室の模様替えをしました。
今までは、英語の個人授業のスペースもあるので、一番東側の教室が狭くて、きちきち6人しか座れませんでした。

今日は真ん中の間仕切りを1メートルほど西側に移動して、そこを拡げました。
重い間仕切りを、教室のあっちからこっちへ、こっちからあっちへと動かしたので、かなりへばりました。

結果、8人がゆったりとホワイトボードに向かって授業を受けられるようになりました。

ついでに、入口のそばにあった私の机を真ん中の教室に移動しました。
これで、私が退いた場所にクリスマスツリーを飾ります。2メートルを超す大きなツリーです。


でも、模様替えの結果、教師が誰も入口を見通せるところにいなくなってしまいました。
これではまずい、ということで、明日、E先生の机を西の端から、東の端に移動します。
これからはE先生に入口を見張ってもらえます。E先生、よろしくね。

それから、準備室に私用のソファと本棚を置こうと思っています。
冬期講習はかなりハードでゆっくりと休むスペースも欲しいからです。
楽しみ、楽しみ・・・。

完成したら写真もアップします。

 

 

 

 

選ぶという事ー2

こんばんは。冬期講習のチラシ、アップしました。ホームページよりご覧ください。

さて、昨日の続きです。
高校入試は人生の大きな岐路の一つでしょう。もしかしたら、人生で最初の選択となるかもしれません。

この選択はそこから先の保証が何もない選択です。そして、それこそが「人生の選択」の大きな特徴でしょう。

望んでいた事が望んでいた通りに叶えば、それはすばらしい事です。
そのためにこそ、ひとは努力するし、それが叶わなければ、落胆もするでしょう。

けれども、みんながみんな、自分の望みを叶えられる訳ではありません。
むしろ思っていたように進まないのが普通です。

それでは選ぶ事に意味がない、とは思わないでください。

それだからこそ、選ぶ事は大切だ、と私は思います。
なぜ、保証のない選択が大切か、それは「自分で選べば、自分の人生になる」からです。
先のわからない自分の人生を自分で選んでわくわくしながら、進んでいってほしいです。

きっと想いもしなかった出会いが待っています。
苦しさや努力の先に得られるものは、自分が予想していたものとはまるで違っているかもしれないけれど、
プラン通りに進む人生とは違った意味が、だんだんと感じられるようになってくるでしょう。

自分で選ぶ事にこそ意味があるのです。

どうぞ、悩んで、悩んで、選んでください。

 

 

 

 

 

選ぶという事ー1

こんにちは。
もうすぐ期末試験です。冬期講習の予定もほとんど固まってきました。
まもまく募集チラシを載せます。


さて、中三生は、学校で三者懇が始まっているようです。
私立高校の選択を視野に入れた懇談です。
生徒からも保護者の方からも、進路についての具体的な相談を
いただくようになりました。

今まで漠然としていた未来が、いよいよ具体的な高校の名前で、
目の前に示されているのです。

誰一人として、何かを約束されているわけでない、そういう状況で、
苦しんで、悩んで、精一杯選択の理由を煮詰めて、
みんなが自分の未来を選んでいきます。

私は、この時期の子供たちの表情をとても好ましく感じます。
未来を確実に手に入れる事が不可能である事を知り、それでもなお、
願いを込めて日々努力する、そういう「人」の表情になっているからでしょうか?

「人事を尽くして、天命を待つ」そんな潔ささえ漂ってくる気がします。

考えれば考えるほど、どう選んでいいか、分からなくなる子もいます。
何らかの理由で、希望の進路が叶えられないような場合も出てくるでしょう。

 

これまで「夢見る夢子ちゃん」だった彼らには、
ずいぶん厳しいことも言ってきた私ですが、
こうして同じく「迷いながら生きていく人間」である今は、
ほんの少し前を歩いてきた者として、
わずかばかりでも「安心」を伝えたい、と思うのです。

(あすにつづく)

庭の渋柿

乾湿計をつけました。

一昨日、始動した加湿器は調子よく働いています。

どのくらい「加湿」できたかを確かめようと「乾湿計」を買いました。

「乾湿計(かんしつけい)」というのは二本の温度計が並んだ「湿度を測る事のできる温度計」です。

二本の温度計のうち、普通に気温を測る方の温度計を「乾球」と言います。そして、一番下の「玉」の部分が濡れたガーゼに包まれている方の温度計を「湿球」と言います。湿球の玉を包んでいるガーゼは、その下に取り付けられた「タンク」の中の水に浸されていて、毛細管現象によっていつも濡れた状態です。そのガーゼに含まれている「水分」は蒸発して水蒸気になっていくのですが、蒸発するときに「気化熱」を必要とするのです。
その水分は、周りから温度をもらうことで、液体から気体に「状態変化」するのです。つまり、湿球を包んでいるガーゼに含まれた水分は、蒸発するときに温度計の玉の部分を「冷やす」事になります。

お風呂上がりに濡れた体で扇風機にあたるとひんやりするのと同じ事です。(体についている水分は体から熱をもらって水蒸気になるのです。)

こういう仕組みで「湿球」は「乾球」よりいくらか低い温度を示す事になりますが、その程度は室内の湿り具合(つまり湿度)によって変化するのです。

室内の湿度が高ければ、蒸発する量は少なくなり、低ければ増えます。

つまり、室内の湿度が高ければ、湿球と乾球の示度の差は少なくなり、湿度が低ければ、その示度の差は大きくなります。

乾湿計には必ず「湿度表」がついています。
各気温における示度の差によって、おおよその湿度が示された表です。

今日は大雨が降っているので湿度は高くてこの湿度計では「76パーセント」くらいでした。

中学2年生で「気象」の単元を習うのですが、この乾湿計と湿度表を使って湿度を求める問題も出ます。
しっかり読めるようになりましょう。

 

教室に50畳用の加湿器買いました!

去年の冬は以前の教室で使っていた石油の大型ストーブを暖房として使いましたが、びっくりするほど灯油代がかかりました。
それで、今年はテナントのエアコンの暖房で(この節電が叫ばれる時節に、これで教室はオール電化になるわけですが・・・)いってみようか、ということになりました。
エアコンの電気代は「低圧電力」という契約で、やたら基本料金が高く、使っても使わなくてもそれほど金額が変わらないのです。

さて、そうなると「乾燥」が問題です。
近頃の子供たちは呼吸器系が弱い子供が多いのか、アレルギー鼻炎やぜんそくや咳の出る子が多いようですが、とにかく教室の空気が乾燥しすぎてはまずいです。

それで、探しました。

教室はテナントの契約では約60畳あります。トイレや小さいキッチンを除けても50畳以上!これをカバーできる加湿器は業務用ともなれば、それ相当の値段がします。
中にはレンタルで月2万円余というのも・・・。
これは私の塾にはちょっと経済的に導入不可能・・・。

ありました!
というか、これしかなかった。

アメリカの加湿器です。

「アマゾン」で買ったのですが、カスタマーレビューもそれほど悪くなかったし、なによりも40畳までOKというのが決め手でした。

 
昨日届いたのですが、レビューにもあったとおり、構造も材質もシンプルそのもの。シンプルを通り越して、かなりちゃっちい・・・。

早速、使ってみました。

音がうるさいというレビューもあったのですが、教室で使っている分には「Hi(ハイ)」でも気になりませんでした。ヤワヤワの本体に粗雑な水タンクですが、これだけシンプルだとなんだか「さわやか」な気分になったりして・・・。

肝心の加湿性能ですが、湯気のような「モクモク」が出るタイプではないので、はたして、加湿しているのかどうか実感が薄いです。

でも、タンクの水は3時間で高さにして5センチほど減りました。どうやら「加湿」していることは間違いないようです。

どのくらいの湿度になってるんやろ、ということで、湿度を測る学習も兼ねて、明日、「乾湿計」(温度計が二つ並んでいて、一つは下に水を入れる小さなプラスチックのコップがついていて、そこにガーゼを浸して温度計の下の玉の部分をそのガーゼでくるむやつ。)を買ってくることにしました。みんな、湿度表が読めるかな?

これで、喉を守って、風邪のウィルスをはびこらせない教室の「冬の態勢」が完成しました。

さぁ、みんな、元気に学習していこうぜ!

そうそう、家に帰ったら、手洗いとうがいを忘れないようにしてください!! それと、少しでも咳が出たりするなら、教室にマスクをしてくるのを忘れないように! 人に移さない、というのは大切なマナーです。