月別アーカイブ: 2012年7月

数学の魔(間) 

数学の魔

悠学舎の塾生、卒塾生、講師なら全員知っているのが「数学の魔」。

もともとは「数学の間」と言って、塾の教室の一室で、計算問題ばかり解く生徒を指導していたのですが、「一問でも間違うと全部最初からやり直ししなくてはいけない」というルールなので、なかなかみんな合格できない。

そこから、生徒たちが「”間”でなくて悪魔の”魔”や!!」と言い始めたのです。

たかが計算、されど計算。
数学の魔!「数学が出来る」と言えば、難しい問題がすらすら解けるイメージがありますが、何よりもまず、「基礎計算」が大切です。

せっかく難問の解き方が分かっても、計算ミスで点にならないことも多いですし、数学が苦手な場合でも、計算さえしっかり解けるようになれば、道は開けます。
又、理科の化学や物理の分野でも、正確な計算力はとても大切です。

 

「一問間違ってやり直し」は厳しいのでは? ハイ、厳しいです。
入試では、その一問のミスが命取りになりますし、「全問正解する」という気持ちと集中力が大切なのです。

なかなか「魔」が克服できない人の共通点。

  1. ノートの字が汚い。 → ていねいに書く。
  2. 字が小さい。 → 大きく書く。
  3. 頭の中で暗算する。 → 途中式を書く。
  4. 間違ったところを消しゴムで消す。 → 消さずにどこを間違えたか見直す。
  5. 問題を写し間違う。 → 集中する。

この夏は「計算完ペキ!!」を目指しましょう。

(江藤 杏瑳)

 

夏期講習が始まりました!

夏期講習、始まりました。

七夕

・・・・・かないますように・・・・・

今年、小学部は幼稚園の年中さんから6年生までいます。「暑さ本番」ですので、暑さ対策を忘れないように、お願いします。

とりあえず、水筒にお茶、帽子、汗ふきタオル、は必ず持たせてください。

この春から、この塾の卒塾生が(郡山高校→奈良教育大学)講師として働いてくれています。

ついこの前まで小学生、中学生だったのに、と感慨深いです。そして、アルバイト先にここを選んでくれたことがとてもうれしいです。

しっかりと後輩の面倒をみてくれています。

限りある命はどう燃やすのか。

なんだか、重いタイトルですが、猫の話です。

ニッキは、以前に借りていた家の庭にあった壊れかけた物置で、ほかの3匹の兄弟と一緒に生まれました。
去年の春に死んだ「でか犬」のレオが一生懸命舐めて育てました。

他の3匹は友人たちにもらわれていきましたが、ニッキだけが残り、家で育てる事にしました。

小さいときからなんだかドジで、レオによく蹴られたりしましたが、無事に大きくなって、とても美しいキジトラの雄になりました。

とても気だての優しい子で、1年後から家族になった「猟奇的な彼女」の小夏には、なんでも譲ってしまう遠慮がちなやつでした。

そのニッキが変わったのは去年の夏でした。
はじめに三日ほど帰ってこないときがありました。
それまで、ずっと家で小夏と遊びまくっていたので、ずいぶん心配しましたが、夜にこっそり帰ってきて、ご飯を食べていました。

それ以来、彼は「半野良」になりました。

特にこの春は、どこかに彼女でもできたのか、三日、四日と家を空ける事が多くなり、小夏とも遊ばなくなりました。家にいるときも、どこか上の空でよそよそしい感じでした。
体も大きくなり、以前の優しい感じは消えて、どこかの雄猫と縄張り争いでもあるのか、生傷が絶えなくなりました。

7月の初めにまた、フイッとどこかに出かけ、一週間経っても帰ってきませんでした。
これは車に轢かれでもしたか、と思い、もう死んでいるかもしれないとあきらめかけたとき、夜中に帰ってきました。
がりがりに痩せて、後の左脚が血だらけでした。

医者は「悪くすると切断」と言って、抗生剤と軟膏と消毒液をくれました。

彼は「エリザベス」をつけられて、毎日2回、骨の突き出た肉の塊になった、足指を消毒される事となりました。

幸い、一週間の治療の甲斐があって、切断は免れる事になりました。
ガリガリだった体も、毎日、食っちゃ寝の暮らしで大分元に戻りました。

ところが、「良かった、良かった」と家族で安心していた昨日の夜、窮屈な「エリザベス」を外して、食事と排便の後、消毒をしようと用意をしているわずかの間に、ニッキはいなくなっていました。

 

ニッキ with エリザベス

ニッキwithエリザベス

ほんの1、2分の事でした。

また、庭でうんちをしているかも、と思い、あちこち名前を呼びながら探しましたが、返事はありませんでした。

まだ、指の骨が突き出たままの足で、彼はどこかに行ってしまったのです。

今朝は珍しく6時前に目が覚めました。起きてまず、ニッキを探しましたが、帰ってきた様子はありませんでした。
今度こそ、死んでしまうかもしれない、と心配しながら、どこか私は、ニッキをうらやましく、そして誇らしく感じていました。

後生大事に守り続けて、いったい何のための命だろう。
この一瞬を燃やし尽くし、そして果てたとしても、何の悔いがあるだろう。
それこそ、この命の本当の意味、生き甲斐じゃないだろうか。

ニッキの命、そして自分の命を思いながら、溝の草を引きました。

 

 

 

やればできる

夏用のカバン、作りました!

 

手縫いのバッグ

これが完成したカバン

ミシンを使ったのは10年ぶり。
しかも足踏みミシンは小学生以来!!

裁縫は苦手なので友人に教えてもらいながら、7時間で完成!

(おそるおそるミシンを使う姿は生徒に見せられるもんじゃなかったけど・・・)

いやぁ、「教えてもらう」経験は新鮮でした!

 

(江藤杏瑳)

 

 

 

 

懇談週間スタート!

7月に入って、夏休み前の懇談が始まりました。
小学部は保護者の方と二者面談。
普段はほとんどの方とメールやお手紙でしかお話ししませんので、直に家での様子や学校でのこと、こちらの教室での状態など、いろいろと情報を交換できるこの機会をとても大切にしています。

中学部は生徒本人も一緒に三者面談です。
みんな、お父さんやお母さんが隣にいると、普段とは違った態度になります。反抗期の真っ最中で、思いっきり突っ張ってしまう子もいれば、とにかく「良い返事」の「良い子」を演じてしまう子もいます。
貴重な機会ですから、たくさん伝えたいこと、聞きたいことがあって、ついつい時間が超過してしまい、次の順番の方をお待たせしてしまったりします。

その子の学習に関して、取り組むべきこと、足りないこと、変えたいこと、悩み、したいこと、してほしいこと等々、情報を共有して、そして改めてそれぞれの意思を確認する。そんな「仕切り直し」の絶好の機会だと考えています。

 

今日も予定より30分も長話ししてしまい、帰り支度をして教室を出たのは夜中の12時過ぎでした。

ゆるゆると自転車で30分ほど自宅まで走ります。
田んぼでは蛙がゲロゲロ大合唱。
家のカーポートに着くと猫の小夏さんとクマさんがニャーニャーとお出迎えでした。