定期テスト前の学習は計画的に進めよう!

中間テストが迫っています。
定期テスト前の学習は入試や学力診断テストと違って、テスト範囲がかなり狭く決められています。
教室で授業をしっかり聞いて、配布されるプリントをきっちりやり、教科書やワークブックの指定された範囲のページを繰り返し学習すれば、十分に実力を発揮できるテストです。

定期テストは「計画的に学習する」習慣をつける良い練習になります。範囲が限定されているので、入試などに比べれば、はるかに短い期間(2週〜1ヶ月位)の計画で対応できるからです。
ところが中学生の場合、成績上位の生徒でも、大半の生徒はかなりいい加減な計画で、行き当たりばったりの学習をしています。
言い換えると、成績上位の生徒は処理能力の高い子が多いですから、一夜漬けのような学習でも対応できてしまう、ということです。

これは良いことのようで、実は将来的にはあまり良くありません。

むしろ、処理能力はそれほど高くなくても、しっかりと計画を立てて学習を進めるトレーニングをしている生徒の方が、高校、大学と学力を高めて、自分の能力を発揮しているように感じます。

高校入試や大学入試は長期にわたる学習で、しかも学習範囲はとても広くて、計画的に学習を進める習慣をつけておかないと、持っている力を十分に成績に反映させることは難しいのです。

計画的な学習は「我慢する」「無理をしない」「ていねいにやる」といった、言わば「心の力」「精神的な持久力」を育てます。
「自分を客観的に見る」「全体を見渡す」、そういう「見る力」も育てます。
どちらも持っている能力を精一杯発揮するために、ぜひとも身につけておくべき力です。

勢いだけで学習するのは、子供っぽい方法です。
中学時代は、そこからもっと精神的に成長した‘大人の学習’に脱皮するための、大切な時期なのです。

ぜひ、定期テストを「計画的な学習の習慣を作る」ためのトレーニングの機会にしてください。

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